Firefoxのアドオン開発について(配布編)
前回の続き。
アドオンを作成した後はアドオン開発者センターにて署名してもらうことによってxpiファイルでの配布、アドオン配布サイトでの配布が行えるようになる。
どちらの方法でも同じ手順で配布できるが、今回はxpiファイルで配布するパターンで進める。
1. アドオンソースを固めたzipファイルを作成する。
前回作成したmain.jsとmanifest.jsonをzipファイルにする。
2. アドオン開発者センターにアカウント登録を行う。
アドオン開発者センター
https://addons.mozilla.org/ja/developers/
3. アドオンを登録する。
今回はxpiファイルで配布するので「自分自身で」を選ぶ。
「当サイト上で。」を選べばアドオン配布サイトで配布できる。
「手順1.」で作成したzipファイルを選択し、「アドオンを署名」をクリックする。
今回はソースに何か手を加えたわけではないので「いいえ」を選んで「続ける」をクリックする。
これで登録操作完了となる。
この後審査が入り、OKが出れば署名されたxpiファイルがダウンロードできるようになる。
審査自体は登録してすぐに完了する様子。
もしも配布手段で「当サイト上で。」を選んでいた場合は10分ほど時間がかかる。
完了するとこのようなメールが飛んでくる。
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■件名
Mozilla Add-ons: addon_test 1.0 signed and ready to download
■本文
Hi there,
Your add-on, addon_test, has passed our automatic tests. Version 1.0 is now signed and ready for you to download at https://addons.mozilla.org/developers/addon/2654205/versions . Note that you need to be logged in as a developer of the add-on before downloading.
--
Mozilla Add-ons Team
https://addons.mozilla.org
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4.xpiファイルをダウンロードする。
開発者センターの「自分の登録アイテムを管理」画面(https://addons.mozilla.org/ja/developers/addons)を見ると先ほど登録したアドオンが確認できるので、
アドオン名をクリックして詳細画面へ遷移する。
ファイル欄にxpiファイルへのリンクが張られているので「右クリック - 名前を付けてリンク先を保存」を選び、xpiファイルをダウンロードする。
5. xpiファイルをインストールする。
Firefoxのアドオン管理画面を開き、xpiファイルを適当なところにドラッグ&ドロップする。
うまく行くとアドオンを追加するか尋ねられるので「追加」をクリックする。
追加が成功すると右上に通知が表示される。
これでアドオンが使える状態になる。
前回と同様に
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
にアクセスするとうまく動いていることが確認できる。
別のPCでもアドオンを使いたい場合はxpiファイルを別のPCへ持っていき、「手順5.」を行えば好きにインストールが行える。